活動報告

2022年08月07日

令和4年度前期新潟県耳鼻咽喉科医会報告

新潟県耳鼻咽喉科医会報告
五十嵐文雄

●県医会活動、他について
コロナ禍により一昨年、昨年と2年続けて新潟県耳鼻咽喉科医会講演会を中止といたしました。今年は8月27日(土)Zoomによるハイブリッド開催を予定しており、7月には有壬記念館でリハーサルを行いました。この講演会は県医会として重要な活動ですので、感染予防対策を講じた上で今年こそは是非開催したいと思っています。
4月には診療報酬改定が行われました。当科に関連する項目として以下が挙げられます。高度難聴指導管理料(その他)が1回/年で算定可能となりました。なお、「年」とは当該年の1月1日から12月31日(暦年)を指します。アレルギー性鼻炎免疫療法治療管理料が新設されました。これは過去何回も要望項目とされていたもので、やっと認められた感があります。ビデオヘッドインパルス検査が新設されました。簡便に半規管機能を評価できる検査で、特に急性めまいの診断に有用と思います。耳処置、鼻処置、口腔咽頭処置がそれぞれ2点増点となりました。さらに耳鼻咽喉科乳幼児処置加算、耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算が新設されました。後者では感染症に関連する研修会等に参加していることが条件になっておりますので、年2回開催される日耳鼻新潟県地方部会学術講演会は良い機会になります。
別稿の新潟県耳鼻咽喉科医会令和4年度予算書をご覧下さい。県医会ホームページ(HP)の年間保守料が3年度58,300円から4年度264,000円となっています。3年度まではHP開設にあたり、管理会社からの特別割引による金額でしたが4年度からは通常料金となったものです。他の保守料と比較しても妥当な金額でした。この保守料と日本臨床耳鼻咽喉科医会会費を合算すると支出全体の55%を占めており、他の事業に大きなしわ寄せがきています。しかしながらHPは入会手続きを始め、各種情報掲載に不可欠なものになっていますし、日本臨床耳鼻咽喉科医会HPには重要な情報が掲載されております。また本会の活動はこの度の診療報酬改定に大きな役割を果たしました。多額な支出に見合う情報が得られるよう、県医会、臨床耳鼻科医会のHPをたびたび覗いて下さい。
 ●日本臨床耳鼻咽喉科医会について
 昨年度から今年5月までの活動、出来事は下記のとおりです。
・R3.5.12 日本臨床耳鼻咽喉科医会代議員会(京都)
・R3.11.20, 21 秋季大会、日本臨床耳鼻咽喉科医会セッション(横浜)
・定期医会メール配信
・各種お知らせ(診療報酬改定、他)、
新型コロナウイルス感染症に関する
情報(HP)
・R4.5.25 日本臨床耳鼻咽喉科医会代議員会(神戸)
役員選挙:立候補者が定数と同数のため
代議員会で承認となる(詳細はHP参照)。
・各種アンケート調査にご協力有難うございます。回答率は常に上位です。