活動報告

2023年08月07日

令和5年度前期新潟県耳鼻咽喉科医会報告

新潟県耳鼻咽喉科医会報告
五十嵐文雄

●県医会活動、その他
令和4年8月27日(土)3年ぶりに第27回新潟県耳鼻咽喉科医会講演会を開催しました。Zoomによるハイブリッド開催で、川﨑 克先生始め学術委員の先生方は予行演習を行い本番に備えました。当日にはマイナートラブルがあったものの無事終了しました。まだコロナ患者が多い頃で現地参加の先生が少なかったのが残念でしたが、手作り感満載の講演会でした。
COVID-19が5月8日から5類へ移行したことに伴い診療報酬上の特例の見直しが行われました。内容は各種資料、報告にあるとおりです。令和2年2月に2類指定感染症に指定されて以来、各種措置、要請が行われ、諸先生方は対応に追われ、大変な労力を費やしたことと思います。ご苦労様でした。しかしウイルスの感染力が低下したわけではなく、感染者数も横ばいからやや増加傾向にあり、気を緩めるわけにはいきません。
4月からオンライン資格確認の導入が義務化されることになり、昨年の12月には4月1日からの診療報酬上の特例措置が示されました。その内容からは何としても医療DXを進めようとの意図が見てとれます。その他にも今年1月から電子処方箋の運用が開始され、来年10月からはマイナ保険証が導入予定など、医療DX関連事業が矢継ぎ早に進められています。4月26日の中医協総会では医療DXが議題となっており、厚労省ホームページには「医療DXについて(その1)」として資料が掲載されています。オンライン資格確認システムを活用して個人の医療データを一元的に把握して疾病予防、良質な医療の提供を計ることが目的とのことですが、電子カルテ情報の標準化、電子処方箋、診療報酬DXの項目もあり、今後も新たな対応が必要になりそうです。

●日本臨床耳鼻咽喉科医会関連
昨年度から今年5月までの行事は下記のとおりです。
・R4.5.25 日本臨床耳鼻咽喉科医会代議員会(神戸)役員選挙

・R4.11.5, 6 秋季大会、日本臨床耳鼻咽喉科医会セッション(大阪)
・R5.5.17 日本臨床耳鼻咽喉科医会代議員会(福岡)
ホームページの会員ページ「お知らせ」には「新型コロナウイルス感染症への対応について」、「令和5年度耳鼻咽喉科健康診断に係る対応について」の通知などが掲載されています。また嚥下障害マニュアルも掲載されています。3月には第8回コロナウイルス感染拡大に伴う外来アンケート調査をお願いしました。ご協力ありがとうございました。会員ページに調査結果が掲載されましたのでご確認下さい。