やまざき耳鼻科クリニカ 山﨑晴子

ある日突然片側の耳鳴りがしたり、耳が詰まった感じが一時的ではなく続いたら、突発性難聴かもしれません。この病気の特徴としては、
①発症した日時がはっきりしているような突然の難聴である
②難聴であることを自覚できる高度な感音難聴である
③難聴を引き起こした原因が思いつかず、検査上も原因が特定できない
④耳鳴りやめまいを伴うことがある
⑤ほとんど片側の耳に発症する
などがあげられます。
突発性難聴は発症してから2週間以内に治療をはじめないと治りが悪いといわれています。原因としてウィルス感染説、内耳血液循環障害説、内耳代謝障害説 などが考えられていますが、解明されていません。
そこで治療もさまざまな方法が行われています。循環改善剤、ビタミンB12、ステロイド薬の内服または点滴注射が一般的ですが、他に行われることがある治療法としては、内耳に多くの酸素を与える高圧酸素療法、交感神経の緊張による血管の収縮をとる頸部交感神 経節ブロックなどがあります。また、メニエール病や、聴神経腫瘍、外リンパ瘻など突発的に難聴をきたすことがある、他の病気との鑑別も必要です。
突発性難聴は、疲労、ストレス、睡眠不足が引き金となることが多いようですので、疲れたと思ったら、まず十分に睡眠を取るようにしてこの病気を予防しましょう。
聞こえが悪いと感じたら、早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。